お金の大切さを痛感した20代──失敗から始まった僕の資産形成ストーリー

20代の頃、僕は転職を繰り返していた。
最初は現場監督、その後はベンチャー企業へ。振り返れば、典型的なブラック企業だったと思う。
時間単価で考えるとゾッとするほど、労働環境は劣悪だった。

その会社を辞めて次に進むまでの間、人生で初めて「お金の恐怖」を体験した。
銀行口座を記帳したとき、残高がマイナスになっていたのだ。数字は正直だ。
結果的にはなんとか切り抜けられたが、「お金って本当に大事だ」と痛感した出来事だった。

そこから僕は本格的にお金の勉強を始めた。資産形成に取り組み、
今では40代の平均を大きく上回る資産を築くことができた。

この記事では資産形成で最初に取り組んだ事と失敗談の思い出を書きたいと思います。
結論は無知のコストは高くつく

目次

節約からのスタート

最初の一歩は、やはり「節約」だった。
本やインフルエンサーもよく言うが、「給料の2割で生活する」。シンプルだけど強力なルールだ。

僕は20代でタバコを吸っていたが、節約と禁煙には共通点がある。最初は辛いが、慣れれば自然と続けられること。完璧主義にならず、まずは習慣化するのが大事だと思う。

節約の基本は「先取り貯金」と「家計の見える化」。
今は家計簿アプリも便利だが、手書きでもエクセルでもいい。収入と支出を把握することが最初の一歩だ。

知識として知っていることと、実際に行動できることは違う。情報はすでにあふれている。
結局は「やるかやらないか」だけだ。節約は再現性が高く、誰でも成果を出せる。
だからこそ現状を把握し、自分がどこにいてどこに向かうのかを定めることが大切だ。

投資との出会い

ある程度資金が貯まった頃、僕は株に興味を持ち始めた。
小学校の時に読書感想文の図書券で本屋から購入したのは「株式用語解説」だった。
思えばその頃から株には興味があった。

しかし当時のメディアの情報は『株はギャンブル』『ハゲタカファンド』等株に対してネガティブな情報が多かった。
20歳の時に楽天が野球チームオーナーになり仙台に拠点ができることが決まった。
地元が東北の自分の周りは浮ついた熱気が包んでいた。
村上ファンドとホリエモンと三木谷と報道と現実が熱かったり冷ややかだったり。変化をすごしていたがつかみどころがない日々を過ごしていた。

この時期の出会ったのが漫画「インベスターZ」だった。
絵を見れは一目でわかる作者 カイジの福本先生かドラゴン桜の三田先生
絵に特徴がある漫画だったが内容はもっと特徴的だった。(ぶっ飛んでいた)
北海道にある新学校同塾 入学金 授業料が無料な私立中高一貫校の男子校。その運転資金はなんと各学年の成績1位が運用して得ていた。
主人公財前の1年間を通じてお金に関する内容が楽しくストーリー仕立てで学べる名作。

漫画から得た知識だったが試してみるきっかけには十分だった。
早速SBIで証券口座を開きNISAの個別株を購入した。

当時買ったのはイオンと三菱商事だった。結構いい感じで上がっていた。
これで俺も株主かなんて何かの階段を上がった感覚を覚えている。(完全にビギナーマインド)

とは言え買い方の考えも何もなかった。
(次回株の解説記事も書きます!)

FXとロマンス詐欺

その時はコロナ禍だった。2019年の4月
YouTubeが生活の一部になってきた時期にFX動画に出会ってしまった。
インベスターZの影響もありFXをやってみた。
リアルタイムに値上がりする。半丁博打、毎分サイコロを振っている感じ、感情が現れるローソク足。
ローソク足の動きに一喜一憂する生活になるのは早かった。
結局は負けてしまい証拠金を吹っ飛ばした。

当時、僕はロマンス詐欺にも遭った。相手は香港系で、ハイレバレッジの取引を勧めてきた。
最初は指示通りにやれば勝てたので「必勝法があるのかも」と思ってしまった。
結局ビットコイン経由で100万円を送金し、あっという間に消えた。

振り返ればブログ3行の出来事だが自分にとっては痛すぎる出費だった。
無知であったこと、楽な道に惹かれてしまったこと。それが騙された原因だった。
そこから「もう二度と詐欺には遭わない」と強く誓った。

詐欺の穴埋めのために日本株まで手放し、FXへの恐怖心が残った。
しかし、この経験が「資金を貯め、しっかり勉強し、自分の投資スタイルを持つ」大切さを教えてくれた。
口座の余裕は心の余裕。

今だから思うこと

FXは確かにレバレッジをかけられる分、魅力的だ。しかし無理に賭ける必要も、不用意にエントリーする必要もない。じっくり待つことができるのは「資産があるから」だと、今は実感している。

お金の土台があることで心に余裕が生まれる。余裕があるから人生をより楽しめる。
繰り返しになるが、お金を貯めるには時間がかかる。その「時間」を味方にすることが、何よりの武器になる。

今後の取り組み

あの時の失敗から、僕は一度FXを封印した。
けれど時間が経ち、資産の基盤ができた今だからこそ、もう一度だけ挑戦してみようと思う。
今回はギャンブルではなく、守りを最優先にした手法で。
「マイナスを取り返す」必要はない。欲を出さず、コツコツと積み上げて、プラスで終えられれば十分だ。

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